小さな困りごとに寄り添う

長年のサラリーマン生活にピリオドを打ち、今は年金に頼る生活をしています。
この生活で面倒なのが確定申告です。給与控除に慣れた身には、税金の申告を自分でするのはとても億劫に感じます。ところで私は e-Tax を使っています。慣れてしまえば、家で手続きができるので本当に助かります。
ただ、毎年どこかでつまずいてしまいます。(笑)
申告書の作成画面にさえ入れれば、あとは数字を入力するだけ。でも、その「入るまで」が難関です。ある年は、システムが少し変わっただけで先に進めず、何時間も格闘した末に諦めました。翌日、臨時の確定申告所で教えていただくと、あっという間に終わり、思わず苦笑いしてしまいました。
自分でもこうなのですから、ITに不慣れな高齢者の方々はどれほど困っているのだろうと考えます。若い人でも、パソコンを持っていなかったり、スマホを最低限しか使わない人は意外と多いものです。
便利な仕組みが増える一方で、「できる人」だけが前に進み、「できない人」は置き去りになってしまう。そんな現実を感じます。
社会が進化することは良いことですが、そのスピードに合わせられない人がいることも忘れてはいけないと思います。
誰もが安心して使える仕組みや、困ったときに気軽に頼れる場所がもっとあれば、便利さは本当の意味で「みんなのもの」になります。私自身のNPO活動の中でも、こうした「小さなつまずきに寄り添える取り組みを少しずつ形にしていきたい。誰かの小さな困りごとが、大きな壁にならないように・・・」そんな思いで、できることから始めていきたいと思っています。

